同意書って何?エステでの安心・安全を支える書面の役割
エステサロンにおける「同意書」の役割と大切さ
エステサロンで施術を受ける際、多くのサロンでは「同意書」へのご署名をお願いしています。初めて来店されたお客様の中には、「なぜサインが必要なの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、同意書はお客様とサロンの双方にとって、とても重要な役割を担っています。
■ 同意書とは?
同意書とは、施術内容・使用する化粧品や機器・注意事項などについて、サロン側が十分に説明し、お客様がそれを理解・納得したうえで施術を受けることを確認するための書面です。医療行為ではありませんが、美容機器や化粧品を使用する以上、体調や肌質により思わぬ反応が出ることもあります。そのため、事前にリスクを共有し、安心して施術を受けていただくための「約束書」のようなものです。
■ 同意書に含まれる主な内容
同意書には、以下のような項目が記載されることが一般的です。
・施術内容の説明(例:フェイシャル、痩身、脱毛など)
・使用する化粧品・機器・施術方法の概要
・体調や持病、アレルギーに関する確認項目
・施術中・施術後に起こりうるリスクや反応について
・サロンが定めるキャンセルポリシーや注意事項
・個人情報の取り扱いに関する同意
これらを明示することで、サロン側は安全に施術を行う責任を果たし、お客様も内容を理解したうえで安心してサービスを受けることができます。
■ お客様を守るための書面でもある
同意書はサロンの「自己防衛」だけでなく、お客様を守るための仕組みでもあります。たとえば、事前の体調確認を通して施術が適さないと判断できれば、肌トラブルや体調悪化を未然に防ぐことができます。また、アレルギーや禁忌事項の確認によって、より安全で効果的な施術プランを提案することも可能です。
■ 信頼関係を築く第一歩
エステサロンにとって「カウンセリング」と「同意書の説明」は、お客様との信頼関係を築く大切な時間です。説明が丁寧であればあるほど、「このサロンなら安心して任せられる」と感じていただけるでしょう。同意書を通して、サロンの安全意識や誠実な姿勢を伝えることができます。
エステサロンの同意書は、トラブルを防ぐための書類というだけでなく、「安心して施術を受けるためのガイドライン」です。サロンとお客様が互いに理解し合い、信頼をもって施術に臨むための大切なステップといえます。
ご来店の際には、ぜひ内容をしっかり確認し、疑問点があれば遠慮なくスタッフにお尋ねください。
安心・安全な施術こそ、美しさへの第一歩です。


