サロン開業 ~運営設定チェックリスト~

お役立ち情報

 サロン開業時に設定しておくと良いチェックリストをご紹介します。
 是非参考になさってください。

■ターゲット層が分かりやすいか

・誰のどんな悩みを持つ人に向けたサロンなのかが分かりやすいですか?

広すぎるor狭すぎるターゲット層は、集客が難しくなるので、ある一定数見込めるターゲット層にすると良いです。

■メニューの効果にニーズがあるか

・メニューの効果は分かりやすいですか?

・その効果を必要とする人は多くいますか?

それをしっかりと顧客やSNSなどで発信することが大切です。

■他店と差別化&負けない何かがあるか

・どこにでもあるサロン、よくある他店と同じメニューになっていませんか?

これはどこでもやっていない!これは他に負けない!と言えるものがあると差別化になり、顧客が離れにくくなります。

■予約の導線が分かりやすいか

・SNSやホームページなどで紹介して、そこからお客様が予約する導線は分かりやすくできていますか?

ユーザーの傾向として、興味を持ってから1~2ページ以内に予約フォームにたどり着けないと、ページから離れてしまうというデータがあります。

予約の導線は分かりやすく、SNSなどでも案内しましょう。

■来店前にセラピストやサロンの雰囲気が分かるか?

 お客様は施術メニューだけでサロンの来店を決める訳ではありません。そのサロンで自分がくつろげるか?施術者の雰囲気が自分の求めている感じの人か?など、事前に分かりやすいと安心して予約しやすくなります。それが分からないと、来店に繋がりにくくなりますので、ご自身の顔写真やサロン内の雰囲気を魅力的に撮影して、ホームページやSNSに載せておきましょう。

できれば、ご自身の想いやエピソード、お客様にご提供したいことなどを載せておくのも、人柄が伝わりやすくなり効果的です。


 最後に、これまで私が自身のサロン経営や、たくさんのサロンオーナーの方と接してきてお伝えしたいのは、できるだけ外部との繋がりを持つことの大切さです。

 1人でサロンを経営するのは孤独です。サロンの方針や集客、投資する事や物、様々なことを自分で考えて決めなくてはいけません。たった1人でそれをやっていくのは、とても大変なことですし、情報量が少なくなるとどうしても視野がせまくなり、今の傾向や、顧客の動向などを察知しにくくなっていきます。ですからお勧めなのは、横のつながりや、教えてもらえる人を作ることです。例えば、セミナーやスクールなどに参加して、他サロン経営者の方との繋がりができると、仲間のような意識でお互い情報交換し合って、良い商材や集客方法などの情報が得られたりする機会も増えます。教えてくれる人というのは、セミナーの講師の先生や、美容ディーラーや商材を扱う業者の方なども、豊富な経験とたくさんのサロンの方を見ていますから、聞くと色々と教えてくれます。サロン開業前に、もしそういった機会があれば、行ってみると良い情報や繋がりが持てるきっかけになるかもしれません。

 色んな人の手を借りて、交流しながらサロン経営していくのが、永く続けていける秘訣です。
 是非、サロン開業に向けて参考にしていただけると幸いです。


この記事のライター・専門家

増田 由起子
日本Inner BEAUTY Creation協会 代表理事
タイ政府公認講師
◇日本Inner BEAUTY Creation協会
公式サイト
[経歴]
数々の有名サロン、海外サロンでの経験を経て、2008年独立し自身のサロンHARISを開業。その後、タイで東洋の伝統技術を習得し、2015年タイ政府認定講師の資格を取得。多くのサロンマネージメント、エステティシャンの育成に携わりながら、2017年より東洋の技術をエステティックに取り入れた、美内臓/美子宮セラピー®を構築。2021年日本IBC協会を設立。2022年株式会社HARISを創立。2024年「人間科学」学位取得。
「内側からの美容」をコンセプトに、様々なメソッドを考案し、全国各地で講師活動を行っている。

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