サロン開業~これだけはやっておきたいこと~

サロン開業
お役立ち情報

 これからサロン開業する予定の方、サロン開業したばかりの方に向けて、開業するにあたって、これだけはやっておきたい!ということを厳選してお伝えします。

最初にやるべきことは『サロンイメージの明確化』

|年間スケジュールを立てる

オープン前の準備、オープン後のキャンペーンなど、しっかりとスケジュールを立てて、それに合わせて直近の細かい計画を立てていきます。

・いつオープンを目指すのか?

・発注と納品の時期、業者との打ち合わせ時期

・何を使って集客するのか(SNS、有料媒体、ホームページ等)

オープン前に開設して、告知を事前にしておき、先行予約もスタートできるのが理想的です。

|リサーチ

サロンを構える立地のリサーチ

・競合はどのくらいいるか?

・ターゲット層は?

・その地域の価格傾向

これによって、サロンのコンセプトやターゲット層、集客方法も変わってきます。

(例:客層ファミリー層が多い→子連れで来られるサロン→近隣に競合となる同様のサロンがないかさらにリサーチ→差別化できるように内装やメニューを作る)

|コンセプトとターゲット層を明確に設定する

 20~30代のOLさんをターゲットにするのか?40~50代以降の主婦層をターゲットにするのか?それによって、メニューはもちろん、料金設定、サロンの雰囲気、営業時間や定休日等も変わります。

 例えば、私が運営している日本Inner BEAUTY Creation協会のコンセプトは、「内側からの美容と健康」で、根本改善を目的としたメニューをお伝えしています。

 そのため、比較的若い方よりも、これまでのサロン経験を通して、根本の大切さに気付いてお客様の様々な症状の改善のサポートをしたいという方が受講されることが多いです。この明確なコンセプトに沿って宣伝を行っていくので、それを求めている人に届きやすくなります。ターゲット層とコンセプトが決まっていない状態で、誰にでも何となく当てはまるかな?というフワッとした宣伝をしても、誰にもささりません。その場合、1回はお試しで来てもリピート率は低くなります。100人中100人にハマる事は不可能なことです。それよりも、100人中30人にものすごく刺さることをコツコツ目指した方が、根強いファンができて、リピーターを作るのには効果的です。

 これらのサロンイメージがしっかりとできたら、集客に向けたSNSアカウントの作成や、必要なら媒体やホームページなどの業者の方と打ち合わせをして、サロンのイメージに合ったものを作っていきます。ちなみに、サロンの内装や外装、ご自身のお写真をプロのカメラマンに撮影していただいておくと、その後色々なところで使えて便利です。

メニュー表やパンフレット類などもイメージに合わせて作っておきます。

また、大切なのは新規でお客様がいらした際に、次につなげるための方法を考えておくことです。ここを考えていないと、集客はできても1度の来店で終わってしまい、リピートにつながりません。次回来店の特典を作るのか、回数チケットを作るのか、考えて用意しておきましょう。


この記事のライター・専門家

増田 由起子
日本Inner BEAUTY Creation協会 代表理事
タイ政府公認講師
◇日本Inner BEAUTY Creation協会
公式サイト
[経歴]
数々の有名サロン、海外サロンでの経験を経て、2008年独立し自身のサロンHARISを開業。その後、タイで東洋の伝統技術を習得し、2015年タイ政府認定講師の資格を取得。多くのサロンマネージメント、エステティシャンの育成に携わりながら、2017年より東洋の技術をエステティックに取り入れた、美内臓/美子宮セラピー®を構築。2021年日本IBC協会を設立。2022年株式会社HARISを創立。2024年「人間科学」学位取得。
「内側からの美容」をコンセプトに、様々なメソッドを考案し、全国各地で講師活動を行っている。

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