温活メニューに最適「ホットストーン」とは?②

お役立ち情報

昨今、温活メニューを取り入れるサロンが増えています。「冷えは大敵」と言われるように、身体の冷えは健康に害を及ぼす要因が多く、特に女性は婦人科系のお悩みにもつながりやすいです。美容と健康はイコールであることから、身体の冷えを解消するケアは、お客様の望む効果につながりやすくもなります。今回は、温活メニューとして人気の高い「ホットストーン」についてお伝えしたいと思います。

|ホットストーンセラピーの効果

ホットストーンは遠赤外線効果により身体を芯から温め、硬く緊張した筋肉が解れやすくなります。また、身体の内部が温まることで、ヒートショックプロテインという物質が体内に分泌されることが分かっており、美容にとっても様々な嬉しい効果が期待できます。

~期待できる効果~

  • 血行促進
  • 代謝促進
  • 肩こり・腰痛などの緩和
  • 免疫力向上
  • 細胞の活性・修復
  • 便通改善
  • 婦人科系のお悩み改善
  • 自立神経バランス向上 ・深いリラクゼーション

|ホットストーンがお勧めのサロン・ターゲット層

ホットストーン導入がお勧めのサロン特徴2つをお伝えします。
導入することを検討している方は、是非参考にしてみてください。

➀顧客層
ホットストーンセラピーを受けたいというお客様は、
「ゆったりと深いリラックスを味わいたい」
「ハンドでは解しきれない固まった筋肉を解して欲しい」という
2つの要望をお持ちの方が多いです。年代的には30代~50代が多い傾向にあります。
今現在の顧客層やお客様のお悩みにマッチしている場合、また、これから取り入れたい顧客層がこれに合っている場合はお勧めです。

②既存メニュー
既存メニューにオイルボディ等のメニューがあるサロンは、既存顧客への浸透が早いです。
ホットストーンは服を脱いだ状態で、直接肌にオイルを使用し行います。既にオイルボディなどの施術を受けているお客様は、抵抗なく新しい「ホットストーン」というメニューもお試しいただきやすいかと思います。
一方、お客様の中には、服を脱ぐことや身体を見られるのに抵抗のある方もいらっしゃいます。今現在のメニューが、例えばフェイシャルのみや、服を着たまま行う解しのボディケアだけの場合は、既存顧客の中には抵抗のある方がいらっしゃる可能性もありますので、新たな顧客開拓も視野に入れて考えておくのが良いでしょう。
全身の施術が一番効果を実感しやすいですが、部分的に使用する方法もあります。冷えやすい足や、凝りやすい肩などに、オプション的に使うのもお勧めです。

|ホットストーンの注意事項

 ホットストーンスチーマーの中から取り出したストーンは、タオルで水気を取ります。
 ストーンの温度はお客様にお聞きしながら行うようにしましょう。
 お客様によって熱さに対する感じ方に個人差があるのと同時に、身体が冷えていたり、当てる場所によって、温度の感じ方が変わったります。お客様によっては、熱くても我慢できない方もおられますので、あとで「実は熱すぎてリラックスできなかった」とならないように、必ず始めのうちはお聞きしながら、そのお客様の心地よい温度を確かめるようにしましょう。
 ストーンを取り出したら、自分の手首の内側で温度を確かめてから、お客様の身体にそっと当てて温度を確認します。熱いと言われたときにすぐ冷ませるように、ボウルにぬるめのお湯を張っておくと便利です。

 ストーンを使用したマッサージはとても心地良いものですが、慣れるまではハンドでのマッサージとは違う感覚に「難しい」と感じることもあります。
 例えば筋肉の硬さと、骨の硬さが分からずに、骨にグリグリと当ててしまうと、お客様の痛みと不快につながります。筋肉の場所や硬さ、どの位の圧加減で行うのが良いかなど、練習を重ねて行いましょう。

ホットストーンの施術は多岐にわたる効果が期待できます。寒い冬はもちろんですが、冷房冷えや内臓冷えの起こりやすい夏にも実は人気が高まっているメニューです。お客様の満足度アップや、他サロンとの差別化にもなります。サロンで温活メニューをお考えの方は、ホットストーンを取り入れてみてはいかがでしょうか。


この記事のライター・専門家

増田 由起子
日本Inner BEAUTY Creation協会 代表理事
タイ政府公認講師
◇日本Inner BEAUTY Creation協会
公式サイト
[経歴]
数々の有名サロン、海外サロンでの経験を経て、2008年独立し自身のサロンHARISを開業。その後、タイで東洋の伝統技術を習得し、2015年タイ政府認定講師の資格を取得。多くのサロンマネージメント、エステティシャンの育成に携わりながら、2017年より東洋の技術をエステティックに取り入れた、美内臓/美子宮セラピー®を構築。2021年日本IBC協会を設立。2022年株式会社HARISを創立。「内側からの美容」をコンセプトに、様々なメソッドを考案し、全国各地で講師活動を行っている。

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