-業務用エステ機器-種類と選び方 ~美顔器③~

プロダクト情報

業務用エステ機器とは

業務用エステ機器とは、サロンや美容クリニックにあるエステマシンを指します。
手軽に使える家庭用エステ機器に対して、知識を持ったプロが使うことを前提とした、より専門性の高い仕様のマシンです。
大きく分けて【痩身機器】【美顔器】【脱毛器】の3種類に分類され、サロンで行う施術の効果と目的に合った機器を選ぶことが重要です。

美顔器 ~LED/LD・ハイフルクエンシー~

太陽光線には、肌を活性化させるなどの美観効果があることがわかっていますが、紫外線を含んでいるのでシミやそばかすの原因となってしまいます。LEDやLDは、肌に害のある波長の光を分光で除外することができることや、発光部分に熱を発することはありませんから、やけどの心配もありません。

『LED』と『LD』はどちらも光ですが、決定的な差は、『一般的な光』と『レーザー光』の違いです。

LED(Light Emitting Diode )

発光ダイオードのことです。電流を流すことによってあらゆる方向に広がりのある光(一般的な光)を出します。この光は広い波長を持っており、様々な波長の光がふくまれていますので、肌の表面から内側まで働きかけることが可能となり、その結果、シミ、そばかす、たるみ、小じわ、コラーゲンの生成など、多くの肌トラブルに効果を得ることができます。
光美顔器は光の色の組み合わせによって様々な効果を得ます。

白い光は、様々な波長の光がふくまれている光で、お肌の細胞の活性化を促します。細胞が活性化するとお肌にハリとツヤが出るので、シワやたるみが引き締まりシミも薄くなります。
また光を色毎に分ける『分光』により、黄色、黄色、赤色の光がよく利用されています。

青い光(短い波長)には殺菌効果があり、ニキビの撃退に効果を発揮します。ニキビ菌は通常の代謝過程でポルフィリンという光毒性物質を産み出しますが、このポルフィリンに405nmの光を当てると活性酸素を発生させて、ニキビ菌を殺菌してくれるのです。またコラーゲンの生成を促進し、安眠効果などの働きもあります。

黄色の光(中間の波長)は体液や血液の循環を促進し、老廃物の排出を促します。真皮や細胞に作用して活性化し、角質層のターンオーバーを正常に保ち、メラニンの排出をスムーズにする作用があり、シミやくすみ改善に効果的です。

赤い光(長い波長)は、年齢と共に減少するコラーゲンの生成を促進し、若い頃のお肌を取り戻します。皮下組織に作用し毛細血管を刺激して血行を促進します。細胞の中でエネルギーを作り出す働きを担うミトコンドリアに働きかけて、細胞活性を高め、コラーゲンやエラスチンの生成を促進して赤みを抑え、ハリのあるお肌をサポートします。

LD(Laser Diode)

レーザーダイオード(低出力レーザー)のことです。電流を流すと平行にレーザー光が出てきます。
レーザーポインタなどでもわかるように遠方までほぼ同じビーム径を保つ事が可能です。またLDからは決まった波長しか出て来ませんので分光は、ほとんど出来ません。
脂肪細胞の膜に低出力の光を照射することで、脂肪細胞間の隙間を空けて細胞同士を遊離させていく。
さらに遊離した細胞が変形を起こして、細胞内の脂肪由来の成分を排出させることで、脂肪細胞のサイズを小さくしていくことがでいるので痩身効果が期待できます。

ハイフルクエンシー

ガラス真空管に高電圧で放電すると酸素分子が分離・再結合してオゾンを発生させることが出来ます。そのオゾンでお肌を清潔にします。毛穴の「黒ずみ」、「開き」、「たれ(涙毛穴)」といった毛穴のトラブルに効果的。また、赤外線で皮膚組織の温度を上昇させて代謝促進、皮膚組織をやわらかくするなどの効果が期待できます。

オゾン美顔器でオゾンを発生する以外にも、自然界でもオゾンの発生は起きています。落雷などによって高山や森林にも大量発生し、大気の殺菌や脱臭をしています。

オゾンは、3つの酸素分子が結合した物質で、室温では約20秒程度しか存在できず、またオゾン分解後は酸素に戻るため安心です。
オゾンは、フッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、殺菌力は塩素の6倍といわれています。

オゾン美顔器は、このすぐれた殺菌作用、ブライトニング効果を利用したもので、にきびの原因アクネ菌、ぶどう球菌などの洗顔ではおちない汚れをやさしく取り除きます。また、ブライトニング効果でしみやくすみにも効果があります。高濃度のオゾンは、のどや目に刺激があり有害物質ですが、美顔器などで発生するオゾン濃度はとても低濃度で無害です。


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